インシュレーターのお話
さて。
年男になる今年、ようやく日記を書こうと思い立った。
日記といっても生来のめんどくさがり屋なので毎日なんて無理無理。
書きたいことがあったら書こうって形で続けようと思う。
で、インシュレーターのお話。
理想としては充分な広さのオーディオルームなるものが家にあれば、何も問題ないのだ。そこそこのスピーカーにそこそこのスタンドでそこそこの音が聴ける。
が、うちは3LDKのマンションで、娘と息子に一部屋づつ取られてるので、残りの一室を夫婦の部屋としている。つまり私が自由にできる空間は3畳分の広さということになる。これじゃでかいスピーカーを置いたりそのスピーカーの周りに充分な空間をとったりできるわけない。小さなスピーカーを小さなスタンドに乗せてデスクに置くしかない。
まあそれでも小さい割にはそこそこ評判の良いスピーカーを使っていて、低域から高域までフラットな出音で気に入っていたのだが、去年の暮れ片方が突然死した。
片方が死んだなら同じものをまた買えばいじゃん、という話だが、どうも嫌なのだ。確かに1本づつ売ってるが、長年聴き込んだスピーカーの片方だけ新品になるなんて考えただけで気色悪い。
タイミング良く訳あって小金が入ったとこだったので、どうせ買うならと、私としては思い切った価格のスピーカーを1組買ったのだ。スピーカーの大きさが変わったのでスタンドも変えた。
と、これがいけなかった。
ブーミー。ブーミーすぎる。
中域から高域にかけては先代のスピーカーより美しく高解像度なのは解る。しかし問題は低域だ。完全にデスクの振動が低域を増幅している。防振。どう防振する?
インシュレーターか・・・
現状ではモニタースピーカーとして無能。スピーカーを浮かす必要がある。
ゴムなどの樹脂系はせっかくの中高域に悪影響が出そうだ。こういう場合は金属製のスパイクだろう。スピーカーを点で支えてデスクへの振動を低減させてやらねばならない。
通販サイトを見る。
レビューを見ながら悩む・・・高評価のは高えなあ・・・スピーカー1本買えちゃうじゃん
そんな中、高評価で安いのを見つける。しかし中国製・・・
仕事柄、中国からの輸入品を目にする機会の多い私としては中国製に正直良いイメージがなかった。いや、良いものは良いんですよ?でも悪いものはとことん悪い・・・
どうすっかなあ・・・と悩んでいたら、ふと思い出した!
「袋ナット!」
そうだ、毎日目(耳)にするものなら中国製のインシュレーターより日本製の袋ナットの方が絶対精神衛生上良いに決まってる。(いやあくまで個人的見解)
早速近くのホームセンターにてM16の袋ナット3個入りMADE IN JAPAN、2袋で約600円を購入。
設置していつものサウンドチェック用、パット・メセニーの「Finding & Believing」を聴くと・・・
凄い!ハハハと笑ってしまうくらいに綺麗に低域が整理され締まってる。デスクの振動もかなり抑えられてる!
結論
やっぱホームセンターは楽しい。